弊社で作成しております指数について皆様からよくお問合わせ頂くものについて掲載しております。
ご不明な点がございましたら、弊社お客様相談室※までお問い合わせ下さい。
※お客様相談室(フリーダイヤル:0120-289-124<平日 月~金 10:00~11:45 12:45~16:00>)
補修塗装に使う塗料やマスキングペーパの費用は指数に含まれますか?
指数は作業時間のため、材料代は指数に含みません。
同じパネル面積でも指数が異なるのはなぜですか?
補修塗装パネルによる作業性や、下処理作業の有無などによって作業量に差があるため、同じパネル面積でも指数に差が出ることがあります。
補修パネルの下処理面積は何で判断しますか?
ポリパテの面積で判断します。
玉突き事故で前後の損傷を同時に修理する場合、それぞれ計算して加算して良いのですか?
指数は前後や左右に離れた損傷の同時作業を前提に作成していません。
ご質問のように加算した場合、調色やマスキングなど重複する作業が含まれる可能性があります。
大半の樹脂バンパは塗装済バンパがカーメーカーから供給されるのに、バンパ取替の塗装指数が設定されているのはなぜですか?
塗装済みバンパの供給が終了し、未塗装バンパのみの供給となるケースもあるため、バンパ取替の塗装指数を設定しています。
未塗装バンパの塗装作業はどのような工程を想定していますか?
未塗装バンパの作業工程はPPバンパを前提に、素地補給の場合は「研ぎ→専用プライマ塗布→上塗り作業」、専用プライマ塗布済み補給の場合は「研ぎ→上塗り作業」を想定しています。
樹脂バンパ補修塗装指数には調色時間や準備時間は含まれていますか?
樹脂バンパ補修塗装指数は、外板パネルを補修塗装するために調色した塗料を使用することを前提として作成しているため、調色時間は含んでいません。
また、樹脂バンパ補修塗装指数はボデーから取外した樹脂バンパを外板パネルとは別にブースを使用する前提で単独塗装作業に必要な準備時間を含みます。
バンパだけ単独で補修する場合、どのように対応すればよいですか?
樹脂バンパ補修塗装指数は、バンパ単独での塗装を前提としていないので指数を設定していません。
参考としては、調色などの作業時間を加算して対応する方法があります。
加算の仕方としては、バンパ塗色がボデー色と異なる場合の加算数値を準用する方法があります。
ただし、バンパ内でぼかして部分修理する場合はこの限りではありません。
エンジンルーム内が外板色と異なる場合、内板骨格パネル補修塗装指数はどのように使用すればよいですか?
内板骨格パネル補修塗装指数は外板パネルを補修塗装するために調色した塗料で塗装することを前提にしていますので、別途調色が必要と判断される場合は、その分の調色作業が必要になります。
ドアのサッシュ部分の塗色がボデー色と異なりますが2トーン加算の対象となりますか?
2トーン加算の対象とはなりません。
2トーン加算はパネル内での2色の塗装と見切りマスキング作業などを想定しています。
水切りモールやサッシュのガーニッシュなどで明確な見切りマスキングが不要な場合は2トーン加算の対象ではありません。
ルーフパネル塗色が他のパネルの塗色と異なる場合、2トーン加算の対象となりますか?
2トーン加算の対象とはなりません。
2トーン加算はパネル内で2色の塗装と見切りマスキング作業などを想定しています。
パネル内で2色の塗装作業が行われない場合は2トーン加算の対象ではありません。
外板パネル補修塗装指数のぼかし塗装の範囲はどこまでですか ?
事例1:ボンネットのぼかし塗装範囲
事例2:バックドアのぼかし塗装範囲
事例3:クォータパネルのぼかし塗装範囲
外板パネル補修塗装指数では、ソリッド塗膜を除くメタリック、2コートパール、3コートパールの場合、隣接部位までのぼかし作業を想定しています。
事例1:両側フロントフェンダ
事例2:両側リヤフェンダ
事例3:リヤドアとトランク(バックドア)
ぼかし塗装をするパネルの付属品は取外しますか、マスキング対応ですか?
ぼかし塗装をするパネルの付属品はマスキング対応することを前提に指数を作成しています。
メタリックで修正パネルの補修塗装をする場合、隣接パネルへのぼかし塗装は指数に含まれていますか?
修正パネル・取替パネル共に、ぼかし塗装作業は指数に含んでいます。
修正パネルの1/3塗装はどのような塗装を想定しているのですか?
補修塗装指数では、当該パネルの1/9の面積に下処理(ポリパテ)を行い、1/3の面積に塗装を行うことを想定しています。
なお、メタリック、2コートパール、3コートパールの場合は、クリヤ塗装は当該パネル1枚塗りを前提とし、ぼかし塗装の作業を含みます。
外板パネルの線傷や隣接パネルの接触によるかじり傷も指数の対象ですか?
修正パネルの補修塗装指数に含まれる下処理作業には、フェザーエッジ、金属表面処理、ポリパテ付け、ポリパテ研ぎを含みます。
従って鋼板等に傷が達していない線傷およびかじり傷の場合は下処理が不要なため、補修塗装指数の対象外となります。
ブース加算の適用条件が変更になった理由は何ですか?
ブース加算は、品質維持、または塗装作業全体の作業性が向上する塗料への適用を前提としていましたが、2024年4月に、環境対策や作業者の健康対策などを目的に使用するケースにも対応できるよう、適用条件を見直しました。
ソリッド塗装の加算基礎数値は1~5枚で数値が同じなのに、メタリックや2コートパール、3コートパールでは異なります。理由はなんですか?
ソリッド塗装の加算基礎数値は塗装面積に関係しない「準備」「調色作業」のみで構成されているため枚数による差はありませんが、メタリックや2コートパール、3コートパールでは「準備」「調色作業」の他に塗膜加算として枚数に応じたクリヤやパールベースの塗装作業とぼかし塗りなどに関する作業が追加されるため、枚数の増加によって数値が変わります。
ドアなどの取替パネルの裏面(室内側)の補修塗装作業は指数に含まれていますか。
また、裏面の塗装面積は指数テーブルの表示面積に含まれているのですか?
ドアやフードパネルの裏面やリヤフェンダのロックピラー部など、ドア開口時にしか見えない部分の補修塗装作業も指数に含みます。
また、裏面は室内トリムで隠れる部分も塗装することを前提としています。
指数テーブルの表示面積では、取替パネル表面積のみを表示しており、裏面やドア開口時しか見えない部分の面積は表示していません。
詳しくは指数テーブルマニュアル「補修塗装指数用語の説明」に記載されていますのでご確認ください。
ドアパネルやフードパネルの取替パネル(新品)は、メーカー、車種によってヘミング部にシーリングが施されずに供給されるものがあります。
その場合は補修塗装指数のボデーシーリング付加数値の加算が必要ですか?
ボデーシーリング付加数値の加算は不要です。
取替パネルの補修塗装指数は、新品パネルのヘミング部にシーリングを行うことを前提に作成しています。
取替パネルへのシーリングが不要な場合は個別に判断してください。
なお、ボデーシーリング付加数値は、板金修正時にシーリングを剥がした場合の補修用として設定しています。
低隠ぺい性塗色はどのように判断するのですか?
低隠ぺい性塗色とはカラーベースの下に下色を塗装する必要がある塗色をいいます。
下色の必要性は塗料メーカーや配合の変更によって異なる場合がありますので塗料メーカー発行情報でご確認ください。
高機能塗装はどのように判断するのですか?
高機能塗装とは通常塗膜の上に特殊な機能を持った塗料(クリヤ)を塗装するものを言います。
採用車種、塗色はメーカー情報等でご確認ください。
カラークリヤの付加数値について、カラークリヤ全ての塗色に適用できますか?
補修塗膜構成が、1層目がメタリック、2層目がカラークリヤとなる塗色に適用します。
なお、付加数値は赤系塗色の工程を前提に作成しています。
カラークリヤの付加数値について、クォータパネルの数値がクォータパネル以外の数値と比べて大きいのはどうしてですか?
クォータパネルには、2回に分けて塗装する作業(ドアで隠れる部位を先に塗装し、乾燥後その部位に色が掛からないようマスキングを行い、次に隠れない部位(パネル表面)を塗装)が含まれるため指数値が大きくなります。
カラークリヤの付加数値について、クォータパネルを修正する場合、様々な塗装範囲が想定されますが、どのようなケースでもクォータパネルの付加数値を適用してよいですか?
基本的にはクォータパネルの付加数値を選択してください。
なお、クォータパネルの付加数値には、Q24にあるとおり、隠れる部位と隠れない部位(パネル表面)を2回に分けて塗装する時間を含んでいます。
カラークリヤの付加数値について、塗装するパネル枚数によらず1回加算とありますが、例えばバックドアおよび両側クォータパネル取替のように、クォータパネル2枚に作業が及ぶ場合でも、付加数値は1回加算となるのですか?
カラークリヤの付加数値は、塗装するパネルによらず1回加算を前提としています。
ただし、両側クォータパネルに作業が及ぶ場合は想定しておらず指数の前提と異なるため、指数をそのまま適用することは出来ません。
適宜工数で算出してください。